あっというまに梅雨も明けてしまいました。
更新も滞ってしまいましたが、気を取り直したいと思います。
今回は水栓の交換についてです。
「水栓」とは専門用語ですので、わかりやすく言うと
「蛇口」ですね。
キッチン等では、今はシングルレバーと言われる
一つのレバーでお湯・水の切替とともに、
出したり止めたりも出来る形になっています。

器用な方はご自身で交換してしまう方も居ますが、
出来た方は、よほど良く調べられたか、運が良かっただけです。
正直あまりおすすめは出来ません。
今回は自身で蛇口を交換する時の注意点についてお伝えします。
キッチン水栓の交換について
台付きタイプの蛇口の交換について
上のような、台付きタイプの水栓の交換の場合の注意点として
- 現在設置されている蛇口のお湯と水の間隔に注意
- 取り外し設置時には、L型レンチが必要。
- フレキシブル管で接続してあった場合、錆や劣化がないか注意
- フレキシブル管のパッキンは必ず交換する事
- 締め付けはモンキーレンチ2個両手持ちで確実に締め付ける事
- 設置通水後は5分待った後、乾いた紙で接続部を拭き、
漏れがないかどうか確認。
1.現在設置されている蛇口のお湯と水の間隔に注意
今取り付けられている水栓の品番を確認し、
インターネットにて検索、お湯と水の間の間隔(mm)を
調べます。
台付き水栓の場合は台にお湯と水の穴が開いているので
もし取り付けたい新しい蛇口と穴の位置が違うと
新規に穴をあけ直す必要があります。
スムーズに取替作業が出来るよう、調べておきましょう。
以下のサイトでTOTO・KVKの水栓なら調べられます。
KVKの水栓はこちら
2.取外し・水栓設置時にはL型レンチが必要


今ついている蛇口を設置時にも、新しい蛇口を取り付けるときにも
L型レンチが必要になります。
恐らくキッチンシンクの下で逆さまになっての作業になるかと
思いますが、普通のモンキーレンチでは色々なものが
干渉して、ナットが外れなかったり、逆にしっかりと
取り付けられなかったりします。
なので、必ずL型レンチが必要になります。
サイズは水栓によって違いますが、32~48まであります。
購入時にナットサイズは調べておき、それに合ったものを
用意しましょう。
3.フレキシブル管の劣化に注意する・4。パッキンを替える

お湯・水取り付け時にはフレキシブル管を
使用されているかと思いますが、概ね10年以上経過していると、
サビや劣化が気になることもあります。
また、新規に設置する蛇口と今までついていた蛇口で
設計が違うので、フレキシブル管の長さも変える必要が
あるかもしれません。
サイズは恐らくφ13で長さは50mmからになります。
長さにあった管を使わず、無理やり曲げたりすると
漏水の原因になりますので、適切な長さの材料を
使いましょう。
今までのフレキシブル管が使えそうなら、必ずパッキンは
取替しておきましょう。
5.締め付けはモンキーレンチ2個で両手締めする

フレキシブル管の接続箇所は、必ず
モンキーレンチ2個を両手持ちして、しっかりと
締め付けましょう。
型締めだとフレキシブル管の袋ナットが
一緒に回ってしまい漏水します。
6.通水後は10分待った後、接続箇所を乾いたティッシュで拭く
しっかり接続したと思っても、少しすると水が滲んできたりする
場合もあります。
水栓は新品とはいえ、接続部の加工に不良などが万一あった場合
いくら締めても水が浸みてくる場合もあります。
乾いたティッシュなどで接続部を拭き、濡れてないかどうかを
しっかり確認したのち、施工完了です。
まとめ

すいません。ちょっと意地悪でしたね。
要するに何が言いたいかというと
「予想以上に部材を現場対応する必要がある」
ということです。
また
・めったに使わないL型レンチ
・めったに使わないモンキーレンチ2個
を用意せねばならず、サイズ等もあり、間違えると
取外しも交換も出来ません。

台付きの水栓をお使いの場合は、プロにお任せすることを
お勧め致します。
何が足りない!とそのたびにホームセンターに買い物に行き
右往左往するだけで1日が終わってしまうでしょう。
また、漏水のリスクもあります。
弊社では勿論このタイプの水栓の取替は可能です。
作業車には各サイズのフレキ管や工具も用意してあり
何かあっても対応可能です。
安心してお任せください。