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設備屋日録③天気の話

天気について

設備業者に限らず、建築関係の仕事は天気にかなり左右されます。

昨日の内容のような基礎業者なら尚更。雨の日のコンクリート打設はご法度.

道路のアスファルト舗装工事なんかも、雨の日の施工は基本的にアウトです。

どこの自治体(市町村)も、道路舗装工事の際の工事写真を役所に提出するんですが、

道路が濡れてたりする写真があるとアウト。再施工となります。。。

再施工だけは、道路工事だと尚更避けたい。というか、職人全体に言えることですが、みんなやり直し工事が大嫌いです。

設備屋にとっての天気

設備屋・水道屋にとっても雨は大敵です。

特に外の工事だと、合羽着ててもどうしても体は濡れますし、道具は濡れて錆びたり、泥がついたり、作業服の洗濯等も大変です。

それだけならまだいいのですが、施工上も問題があります。

排水管を埋設する工事の際、一定の勾配をつけて排水がスムーズに流れるようにパイプを埋設するのですが

濡れてぬかるんだ地面ですと、せっかく勾配をつけて敷設したパイプが、埋める際に動いたりしてしまい、逆勾配になるなど、後々の

不具合に繋がります。

 

上記写真では分かりにくいですが、右奥に向かって勾配がついています。

弊社は基本的に1/50の勾配で施工しています。(1mにつき2センチが勾配ができる値です)

まとめ

雨の日の施工を無理に決行しても、後々やり直し再施工の可能性もあります。

天気と戦っても勝ち目はありませんので、無理な施工は無駄の元。

新築戸建ての配管工事ですと、配管に問題があることに気付くのは自治体の検査時ということも多く、

その時には既に駐車場等の外構工事が入っており

再施工するのに難儀する・・ということも過去にありました。

弊社はなるべく雨の日は、内部配管等の雨でも影響のない仕事を施工するようにしております。

それが工事品質を守ることに繋がり、ひいてはお客様の為になるからとの思いからです。

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