昨日は下水申請のお話だったので、今回は水道の申請の話です。
こちらも事務作業であり、普段お客様や外部からは見られない仕事になりますが
お客様やご使用者様が正しい手続きで水道を使用するのに必要な業務です。
何も水道が引かれてない土地に水道を引く際には、まずは水道局に行き
その土地に関する調査をします。どの方向からどういう経路で水道を引くのが
一番良い方法なのかを考え、局と相談し、管種・口径を決めて図面を作成します。
工事決定後。水道を引き込む申請をします。その後許可が下り次第、道路内にある水道管から
宅地内に水道を引き込む工事をし、工事写真を提出。水道局・自治体の審査・検査を経て
水道局から水道メーターが貸与されます。
これで晴れて水道が使用できるようになるのです。
申請から水が出るまで、神奈川県水の場合は、条件にもよりますが、申請後早くても1か月は
掛かります。
このような普段目に見えない手続きを経て、水道が引かれているのです。
ご存知でしたでしょうか。
上記で、条件にもよりますが、と書いたのですが、小話があります。
大分前の話になりますが、新幹線に関する土木工事をするのに水道が必要になり、
弊社に工事と申請の依頼が来たのですが、その時はものすごい速さで水道が出ました。
なんと申請~工事完了~水道検査、水道開通まで1週間。やはり国等にかかわるものの工事だと
水道局も最優先で処理してくれるようで、あまりの早さに驚きました。
前回の下水の申請に限らず、水道に関しても書類仕事や役所に調査に行ったりなど
なかなか書類仕事も多い業種なのです。
昨今はインターネットが普及したので、昔に比べれば随分楽にはなったのですが、
やはり土地に関してはひとつひとつ違う為、しっかりした調査が必要です。
本日も、見えない部分でも抜かりなく粛々とやっております。